空の子供は言いました。

「ママー、ママー。みてカラスさんのおうちがあるよ」
「まあ!たいへん!でんせんに!」
こわいおじさんがきて、カラスさんのおうちをとっちゃった。
ぼくは、うれしかったのに。ママがよろこんでくれるとおもったのに。
ごめんね。カラスさん。

海の子供は言いました。

「ママー、ママー。ほらクラゲさんがいるよ」
「まあ!たいへん!」
ママはこわいかおをして、ぼくをうみからだしました。
ぼくは、うれしかったのに。クラゲさんといっしょにあそべるとおもったのに。
ごめんね。クラゲさん。
___________
無知は怖くて哀しい。
***
『物語』フォルダに入れましたが、今のところ詩か、物語かはっきりしません。
もう少し手を入れて、物語としてHPの方にUpするかも(いつになるかはわかりませんが)。

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