私の「さよなら」はよく、
波にさらわれてしまう。
はねるような水しぶきとか、ゆれるように寄せてくる流れ。
川のように流れて力を持つでもなく、
たぷり、と水はそこにある。
例えるなら、私を包みこんでくれる、容器のない水槽。

さらわれた「さよなら」は、今でもそこに、存在しているのだろうか。
忘れ去られてしまえば、もう、そこにはないのだろうか。

今は
答えは水の中、漂っていればいい。

透明な水、中には何がまじりあっているのだろうか。

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